発達マップ

発達が気になる子の「子育て・保育・教育」に役立つ情報をお届けします

発達障害

【ADHDの子どもの親向け】おすすめのADHDの本【厳選5冊】

投稿日:2020年3月31日 更新日:

ADHDの子どもの親「ADHDの子どものことを本で理解したい。必要な知識や関わり方を学びたい。おすすめの本って何だろう? 」

こういった要望、疑問にお答えします。

☑本記事の内容



ADHDの子どもの親に本がオススメな3つの理由


・ADHDの子の親にオススメな本5冊


・本のオススメな8つの活用法


「療育を受けるほどではないけど、子どもの発達が心配」

「診断は出てないけど、子どもがADHDの傾向がある」

お子さんの発達や接し方で悩まれている方も、少なくないかと思います。

この記事を執筆している私は、発達相談員を11年以上しています。

その支援経験を元に、「ADHDの子の親御さんにオススメな5冊、その本の活用方法」をまとめてみました。

参考になれば、幸いです。

ADHDの子どもの親に本がオススメな3つの理由

理由①:低予算で学べる

療育は毎月の費用がかかります。障害の程度によって療育は様々ですが、民間の療育ですと、月間で3~7万、自宅への訪問型は、10万前後かかります。

区の療育は混み合っていて、数ヶ月~数年待たれるケースも多いです。仮に利用ができたとしても、月に数回など、成果が期待できる通い方がしづらい状態です。

親が学び、家庭内で解消できる場合は、本5冊購入されても、1万円前後で、療育の1割以下の費用を抑えられます。

ちなみに家庭内の解消という目安は、生活に支障が出るほどの困りが、3ヶ月以上出ない状態になります。

「周りの子との違いはあるけど、生活で凄く困るわけじゃない」という状態であればOKです。

理由②:自分のペースで学べる

仕事や育児で親は大変です。私も2児の親なので時間に追われる親の気持ちはよくわかります。

まとまった時間がないと多くは学びづらいです。そんなときに本が便利です。

家事の合間やちょっとした空き時間を活用できれば、1週間で1冊は読めると思います。本記事で紹介する本は、そんな空き時間でサクッと読めるものを選んでいます。

理由③:包括的に学べる

本はテーマに関連した一定の1つの知識をまとめて学ぶことができます。

例えば、ADHDの特性、親の関わり方、親の体験談など、テーマに関連した知識・情報を漏れなく学べることができます。

ADHDの子の親におすすめの本【5冊】

それぞれの本の特徴を解説していきます。

可能でしたら、紹介する順番に読んでみてください。読書の順番も考え、厳選しました。

その①:ADHDの本

  • ADHDの概要が理解できる
  • ADHDの子どもへの基本的な関わり方が学べる
  • 典型例が多いため、最初の1冊としておすすめ

その②:魔法の言葉かけ

  • 発達障害の子ども全般に使える基礎知識が学べる
  • ABA(応用行動分析)を元にしているため、根拠が明確で、実践的
  • 日常生活の中での、工夫が多いため、誰でもすぐ実践できる

その③:ADHDの子の育て方のコツがわかる本

  • 育児に活かすノウハウが多い
  • ①②の知識を、この本を通して育児に取り入れられると、更に効果的
  • 親の視点で執筆されている

その④:ADHDのペアレントトレーニング

  • ADHDの子どもの育児への向き合い方が学べる
  • 親自身のスキルアップができる

その⑤:ADHDの子どもたちをサポートする本

  • ADHDの子どもの家庭・学校での配慮方法が具体的に学べる
  • 先生にサポートを依頼するときに、そのまま活用できる
  • 図も多いため、理解しやすい

注意点:専門書は買わなくて良い

理由は、実践がむずかしいためです。実践ができなければ、本を読む意味はありません。ここでいう、専門書とは学問書に近いイメージです。

独立して療育をする、資格をとるなどの理由がない限り、まずは上記で紹介した本を読み、実践するだけで、十分です。

このブログの、ほとんどの読者さんは「専門知識を増やす<子どもに合った関わりができる」が、本を読む目的になると思います。目的にあった本を選びましょう。

本のオススメな8つの活用方法

本を読むだけでは、子どもの困りは解消されないですよね。その知識をどう、活かすか?が重要になります。

今日から実践できるよう、具体的に2つ解説していきます。



1:本の知識を1日1回、子どもへの関わりで実践する

2:本にあるサポートを、先生に依頼する


1:本の知識を1日1回、子どもへの関わりで、実践する

1-1:具体的な行動で決める

親の、子どもへの関わりは、具体的行動できめましょう。

理由は、実践できたのか?効果があったのか?を確認するためです。「誰が、いつ、どこで、何をする」を決めましょう。

例えば、母親が子どもを褒める場合



・寝る前に、オモチャの片付けができたら、「全部オモチャを箱に片付けられたね」と褒める:○

・上手に片付けられた時に褒める:✕


表現が抽象的ですと、「何となくできたかな」と、親の自己満足になりやすいです。1日1回でも良いので、確実に行動を起こすことが大切です。

「他の家族が、実践できたかorできなかったか、を判断できるか?」を自問自答しながら、考えると、イメージしやすいです。

1-2:継続できるものにする

具体的な行動で決められても、継続できなければ、意味がありません。

必ず、継続できるイメージの湧くものにしましょう。少なくとも、同じ関わりを1~2ヶ月続けましょう。

1-3:日常生活の中で、できることにする

育児・お仕事でお忙しい方も多いと思います。最初は、張り切って頑張れますが、だんだん失速するものです。そこで対策として、日常生活の中で、できることにすることが、オススメです。

例えば、子どもが、宿題を見せにきたときの声掛けを「はい。終わったね→全部自分で解けたんだね!凄いね!」に変える、などです。

普段の忙しい生活に、プラスαの関わりは負担になるものです。成果を出す秘訣は、普段の関わりに一工夫入れることです。

1-4:振り返る

工夫した関わりが、効果があったのか?振り返りをしましょう。理想は1日1回ですが、忙しい生活の中、むずかしいかもしれません。

そんなときは、1ヶ月に1回、振り返りをするか、他の家族に、子どもの変化を確認すると良いです。

関わりの工夫の効果を確認し、必要に応じて、改善していきましょう。

2:本にあるサポートを、先生に依頼する

2-1:先生のスタンスを把握する

お願いをする前に、必ず先生のスタンスを確認しましょう。お願いしたいことがあっても、先生が協力してくれなければ、意味がありません。先生が協力してくれるか?もしくはしてくれないか?ここの確認が必須になります。

私の経験上、傾向として、経験の浅い若い先生は、協力的な方が多めで、ベテランの先生は、柔軟な対応がむずかしい印象です。

これは先生によりますので、必ず先生と直接お話をしながら、見極めましょう。おすすめの情報収集は、先輩ママ友に聞くことです。

2-2:先生がどう感じているか、把握する

先生自身が必要性を感じないと、協力してもらえません。

先生が必要性を感じていない場合は、協力をお願いする前に、子どもが何で困っているのか、具体的に伝えていく必要があります。

2-3:先生のメリットを示して、お願いする

親が一方的にお願いしても、むずかしいケースがあります。先生も多忙です。余裕がなかったり、必要性を感じていないケースもあるため、お願いする場合は、必ず先生のメリットになる、伝え方をしましょう。

例えば「移動教室の前に、個別で1回声掛けをして、見通しを立てて頂けると、癇癪にならず、先生が対応することが減ると思います」など、先生が協力することで、先生自身の負担が軽くなることを、具体的に伝えましょう。

2-4:具体的な行動でお願いする

さきほどの親の関わりと同じです。先生にお願いする場合も、「誰が、いつ、どこで、何をする」のか具体的に伝えましょう。これは先生が、実践しやすくするためです。

熱心でスキルもある先生であれば、具体的な表現でなくてもできます。ただ、そうでない場合は、流されてしまうことも多いです。

必ず、実践できているか、効果があるのか、を確認できる状態を作っておきましょう。

【ADHDの子どもの親向け】おすすめのADHDの本【厳選5冊】のまとめ

記事のポイントをまとめます。



【ADHDの子の親に本がオススメな3つの理由】
・低予算で学べる
・自分のペースで学べる
・包括的に学べる


【ADHDの子の親にオススメな本5冊】
・ADHDの本
・魔法の言葉かけ
・ADHDの子の育て方のコツがわかる本
・ADHDのペアレントトレーニング
・ADHDの子どもたちをサポートする本


【本の活用法】
・①~⑤の順番で読むと効果的
・学問に近い専門書は読まなくて良い
・1日1回、本の知識を子どもへの関わりで実践する
・本にあるサポートを、先生に依頼する


 

以上になります。

本記事が参考になれば、幸いです。

【関連記事】

自閉症スペクトラムの子供の親が読むべき本【プロが選ぶ厳選5冊】

【厳選3冊】療育セラピストの私がおすすめのグレーゾーンの子供の本

-発達障害

執筆者:


  1. […] 【ADHDの子供の親向け】おすすめのADHDの本【厳選5冊】 […]

  2. […] 【ADHDの子供の親向け】おすすめのADHDの本【厳選5冊】 […]

  3. […] 【ADHDの子供の親向け】おすすめのADHDの本【厳選5冊】 […]

  4. […] 【ADHDの子供の親向け】おすすめのADHDの本【厳選5冊】 […]

  5. […] 【ADHDの子供の親向け】おすすめのADHDの本【厳選5冊】 […]

  6. […] 【ADHDの子供の親向け】おすすめのADHDの本【厳選5冊】 […]

  7. […] 【ADHDの子供の親向け】おすすめのADHDの本【厳選5冊】 […]

  8. […] 【ADHDの子供の親向け】おすすめのADHDの本【厳選5冊】 […]

comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

【健常児にもある?】子どものオウム返しとは。言葉を増やす2つの関わりを説明します

子どもの言葉の発達が心配な方「オウム返しが多くて、言葉の発達が心配。会話のキャッチボールに繋がる関わり方が知りたい」 こういったお困りにお答えします。 ☑本記事の内容 ・オウム返しとは …

【ADHDの子ども】うちの子は何タイプ?3つの症状(タイプ)と7つの接し方とは

ADHDの子どもへの対応方法を知りたい方「ADHDの診断を受けたけど、そもそもADHDって何?ADHDって具体的に何に困るの?親としてどう関わっていくべきか知りたい」 このような疑問、お困りにお答えし …

【集中力は環境作りから!】発達障害の子におすすめな椅子2選!※選ぶ時の注意点あり

発達障害の子どもにおすすめな椅子が知りたい方「子どもの集中力を上げる椅子が知りたい。おすすめを教えてほしい」 このようなご要望に、お応えします。 ☑本記事の内容 ・おすすめの椅子2選 ・ …

ADHDの子供にオススメ!4つの絵カード【家でできる活用法も解説】

ADHDの子供に合う絵カードを知りたい方「子供に絵カードを使って、学べることを増やしたい。絵カード買ったけど、続かなくてやめてしまった。効果がでる具体的な使い方を知りたい」 こういった疑問にお答えしま …

【発達障害】逆さバイバイはいつまであるの?原因と接し方について解説します

子どもが逆さバイバイをして心配な方「逆さバイバイはいつまで続くの?逆さバイバイは治した方がいい?今できることが知りたい」 このようなお悩みに、お応えします。 ☑本記事の内容 ・逆さバイバ …

サイト作成者プロフィール

発達障害/グレーゾーン/場面緘黙/不登校のお子さんとご家族の支援を、日々行っております。◇療育指導員◇相談支援員◇発達支援10年◇ブログ【週2回更新】◇twitter【毎日発信】◇長男が療育通所中◇

2021/06/23

【物の管理】子供が物をなくすのにイライラ!3つの原因と対処法について

2021/06/18

【集中力は環境作りから!】発達障害の子におすすめな椅子2選!※選ぶ時の注意点あり

2021/06/16

【療育の後悔】受けないと、子どもの将来にどんな可能性が?事例を元に解説

2021/06/11

【子供の宿題】親のストレスにならない教え方・自分から宿題をするようになる方法

2021/06/09

【子供の心理】しつこい原因は何?「3つの原因」の対処法を説明します

2021/06/07

【不登校】しつこい先生にはどう対応すべき?3つの対策を説明します。

2021/06/04

【発達性協調運動障害】運動が苦手な子どもに合う習い事とは。選ぶポイントも説明します

2021/06/02

【不登校】兄弟が受けやすい3つの影響とは。対策、逆効果な接し方も説明します

2021/05/28

【子どもの学習】勉強できないのは、なぜ?4つの理由と対策について。

2021/05/11

【障害児の学級選び】普通学級は親のエゴ?子どもに合った学級選びとは

2021/05/10

【不登校】元気なのに学校に行かない?3つの理由と接し方を説明します

2021/05/02

【子供の偏食】食わず嫌いとは違う!原因別に10個の対処法を説明します

2021/04/26

【普通学級にこだわる】我が子の障害受容ができないと起こる、2つの問題

2021/04/21

【不登校の子ども】何が正解なの?望ましい声かけ/避けたい声かけとは

2021/03/19

【普通学級か支援学級か】内容、選ぶ基準、メリット/デメリットを説明します

2021/03/03

【どんな子が判定される?】特別支援学級を徹底解説!指導内容~卒業後の進路まで

2021/02/25

【特別支援学級だと内申点は出ない?】普通学級との違いを説明します

2021/02/14

【通級とは】通級指導教室のメリット/デメリットを徹底解説!

2021/02/08

【ママパパ必見】子どもに見せたい教育映画!おすすめ10選!

2021/01/25

【5歳児のわがままは、これで解決!】4つのしつこい原因とその対処法

2021/01/15

【療育辞めてよかった!】辞めるタイミングは4つ!事例/注意点あり

2021/01/12

【療育のやめどきは、いつ?】4つのタイミングとは。事例/注意点あり

2020/12/28

【癇癪持ちの夫】我慢は解決方法ではない!4つの原因と妻の接し方とは

2020/12/07

【場面緘黙の子供】なぜ挨拶が苦手?【原因/接し方を解説します!】

2020/11/30

【発達障害の子の二次障害は治らない?】原因・予防/対処法を解説!

2020/11/25

【家庭学習の天神】発達障害の子におすすめ!内容・料金・効果・口コミ・退会について

2020/11/20

【リベルタサッカースクール】入会~退会/料金/内容について解説します!

2020/07/29

【幼稚園のトラブル】子どもの他害とは。4つの原因と対処法を解説します

2020/07/27

【発達障害】逆さバイバイはいつまであるの?原因と接し方について解説します

2020/07/02

【落ちた人も多い?】特別児童扶養手当とは。金額/条件/申込方法を解説

2020/06/24

【自閉症スペクトラム】いつから?くるくる回る原因と対応方法を説明します

2020/06/17

【発達障害】クレーン現象はいつから?定型発達の子にもある?原因、接し方、相談先を解説します

2020/06/15

【健常児にもある?】子どものオウム返しとは。言葉を増やす2つの関わりを説明します

2020/06/03

自閉症スペクトラムの子供にオススメなおもちゃ【厳選21選】

2020/05/28

自閉症を描くオススメ映画17選【感動邦画~アクション洋画まで!】

2020/05/21

【子どもの癇癪】3つの原因とクールダウンの方法とは。家庭でできる対処法を解説

2020/05/18

自閉症スペクトラムの子供の親が読むべき本【プロが選ぶ厳選5冊】

2020/05/05

【ADHDの子供の親向け】親が読むべきADHDの漫画【厳選3冊】

2020/05/01

【ADHDかも?と思ったら】おすすめな絵本5冊と読み聞かせの工夫を紹介

2020/04/30

【失敗しない!】ADHDの子供に合うサッカースクールの選び方とは【発達障害の子はリベルタサッカースクール!】

2020/04/27

ADHDの子供にオススメ!4つの絵カード【家でできる活用法も解説】

2020/04/22

【ADHDの子供の二次障害】原因/時期/種類/対応方法とは

2020/04/06

【ADHD/グレーゾーンの子供】幼稚園選びの4つのポイント※注意点あり

2020/03/31

【ADHDの子どもの親向け】おすすめのADHDの本【厳選5冊】

2020/03/27

【通所受給者証の3つのデメリット】メリット/申請方法も解説します

2020/02/29

【ADHDの子ども】うちの子は何タイプ?3つの症状(タイプ)と7つの接し方とは

2021/06/14

【子供の癇癪】通報されそうで不安。通報される2つの原因と対策とは。