不登校の子で悩まれてる方「不登校の小学生は家で何してるの?家での過ごし方で大切なこと・注意すべき点が知りたい」
このようなお悩みに、お応えします。
☑本記事の内容
✅不登校の小学生
「家で過ごす時に大切な点」
✅不登校の子が
「家で過ごす時の注意点」
✅不登校の小学生の
「過ごし方の事例」
✅不登校の小学生の
「おすすめな過ごし方」
✅不登校の子に
「必要なもの」
不登校の我が子が、自宅で過ごす時間が長いと、
「家でダラダラばっかり…この先が心配…」
「学校行かない分、勉強はしてほしい」
など、不安な気持ちでいっぱいになりますよね。
特にお子さんが小学生ですと、親御さんの方で先導して、その子の将来に繋がる過ごし方を促してあげたいと思いますよね。
そこで今回は「不登校の小学生が過ごす時に、大切な点・注意点・事例・おすすめな過ごし方」 をお伝えしたいと思います。
この記事の執筆者の私は、療育・相談支援を10年以上しています。不登校のお子さんの支援にも数多く携わってきました。
不登校支援で携わってきた事例を交えながら、本記事をまとめています。
参考になれば幸いです。
不登校の小学生「家で過ごす時に大切な点」
不登校の小学生「家で過ごす時に大切な点」は、4つあります。
ここはお子さんの状態によって、必要性や程度は変わってきます。
①:「休息」をとる
(好きなことをして過ごす)
②:「生活習慣」を整える
③:「家の役割(手伝い)」こなす
④:「勉強」をする
①②は、どのお子さんにも必須になってきます(必要なタイミングは各々違います)。
③④は、本人の気持ちが向いていたり、家族との関係性が悪くないことが前提になっています。
①:「休息」をとる(好きなことをして過ごす)
不登校の子は、精神的に傷ついていたり、消耗しています。
その為まず何より、心を休める時間が必要になります。学校に行くことより、勉強することより、十分な休息をとることが大事になってきます。
具体的には、本人の好きな様に過ごしてもらいます。ゲームでも、本でも、工作でも、大丈夫です。
親御さんの立場としては「好きな様にさせたら、ますます外に出れなくなりそう」と心配される方もいらっしゃると思います。
ここでは詳しく触れませんが、本人自身が満たされれば(回復すれば)、自然に意識が外(自分以外)に向きます。
それが、家族や友達と外出する、買い物に行く、習い事に行く、学校に登校、など自分の殻から外に、行動が繋がってきます。
不登校には4段階あり、その段階に応じて関わり方を変える必要があります。
不登校の段階を詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
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②:「生活習慣」を整える
「生活習慣」は、生活の基盤になってきます。
ここが安定しないと、学校に登校したり、他の場所に通うことは厳しいです。
本人に意思があることが前提になりますが、家庭ですぐ実践できる方法として『毎日決まった時間に起床』があります。
どんなに遅く寝ても、起きる時間だけは合わせる様にします。
しばらくは、日中眠いと思いますが、一定期間乗り切ることで、夜に眠りやすくなり、少しずつリズムができてきます。
継続さえできれば、効果が出やすい方法にもなります。
③:「家の役割(手伝い)」こなす
不登校の子は、自己肯定感が低かったり、自己嫌悪に陥ってることが多いです。
「自分は周りに迷惑かけてる」「自分なんて何やってもダメだ」など、自分を責めてこともあります。
そのため、家族や周囲の人に認めてもらえたり、感謝されたり、ほめてもらえる経験が必要になります。
そのキッカケになりやすいのが “家の役割(手伝い)” です。
例えば、「お風呂掃除、買い物」などです。本人が「○○ができた!役に立てた!」と実感できるようなものでしたら、何でも大丈夫です。
家庭内で役割があることは、本人の小さな自信になり、居場所ができる(人の役に立てる)ことに繋がります。
④:「勉強」をする
不登校の子が、学校への登校や進学の際につまづくのが、 “学習の遅れ” です。
“学習の遅れ” が理由で、より学校に行きづらくなったり、
進路の選択肢が減ることで、お子さん自身が希望が持てなくなってしまうこともあります。
そのため、早い段階で、学習フォローの準備をしておけると安心です。
家庭で簡単にできる方法として、タブレット学習があります。
自分のペースで進められ、自動で課題を選んでくれるので、気軽に効率的に学習ができます。
また良い意味で学習っぽくないので、学習の抵抗感がある子にもお勧めになります。
詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
発達障害の有無に関わらず、不登校の子にも参考になる内容です。
不登校の子が「家で過ごす時の注意点」
不登校の子が「家で過ごす時の注意点」は、2つあります。
①:「否定・命令・質問攻め」は避ける
②:「デッドライン」は親が決める
(理由と一緒に、事前に伝える)
①:「否定・命令・質問攻め」は避ける
不登校の子は、周囲からの言葉・態度に敏感なことがあります。
悪気がなくても、被害的に捉えたり(攻撃的になったり)、傷つくこともあります。
「○○違うよ」
(否定)
「○○しなさい」
(命令)
「○○終わったの?いつやるの?」
(質問攻め)
これらの言葉は、不登校の子が “自分の殻に閉じこもるキッカケ” に繋がりやすいです。
②:「デッドライン」は親が決める(理由と一緒に事前に伝える)
不登校の子が家で過ごす時間が長いと、生活のメリハリがなくなってきます。
そこで大事になってくるのが、ゲームや動画などのデッドライン(終わりの時間)を、大人側で決めておくことです。
ここでいうデッドラインとは、「親として許容できる範囲」のことです。
例えば、「ゲームは、21:00まで」「タブレットは1日2時間まで」などになります。
親として、絶対に譲れないライン(家族内で共通認識を持つ)が決まったら、事前に本人に伝えます。
このデッドラインを元に、本人と家での過ごし方(ルール)を決めることが、大切になります。
不登校の小学生の「過ごし方の事例」
ここでは、不登校の小学生の「過ごし方の事例」で、よくある3つのパターンを紹介します。
あくまで私が支援してきたケースになりますので、参考程度にご覧ください。
①:「学校の時間軸」で過ごす
②:「昼夜逆転」した生活
③:日中に「療育or塾」に通う
実際のタイムスケジュールで、1つずつ見ていきます。
①:「学校の時間軸」で過ごす
学校の時間割に合わせて、家で過ごします。
起床、勉強、昼食の時間など、大きな時間の区切りを合わせます。
下は、その一例になります。
7:00~ 起床
9:00~11:30 勉強 ※休み時間⇨休憩
11:30~ 昼食&休憩
13:30~15:30 勉強 ※休み時間⇨休憩
15:30~17:30 自由時間
17:30~ 入浴・夕食
19:00~ 自由時間
22:00~ 就寝
学校の休み時間は、家では休憩時間にします。
週末は、外出したり友達と遊んだりと、好きなことをして過ごす子が多いです。
学校に合わせた過ごし方をするには、2つの条件が必要になります。
・本人と家族がコニュニケーションとれてる
・本人に頑張りたい気持ちがある
理由は、学校に合わせた過ごし方は、本人に多少の負荷がかかる為、本人の気持ちや家族との共通認識がないと難しくなる為です。
✅”特定の授業だけ” 参加するパターンもある
本人が参加したい授業だけ、参加するケースもあります。
例えば、工作が好きだから、図工だけ参加するイメージです。終わったら、早退したり、保健室で過ごすこともあります。
学校との連携が必要になりますが、理解が得られるなら、1つの選択肢として心強いです。
②:「昼夜逆転」した生活
完全不登校の子に、よく見られる過ごし方になります。
下は、おおよその過ごし方になります。
11:00~12:00頃 起床
12:00~13:00頃 朝or昼ごはん
19:00~入浴・夕食
0:00~2時頃 就寝
自室で過ごしている時間が長いケースもあるため、親御さんが詳細まで把握してないことも多いです。
日によっては、夕方まで寝ていたり、起きている時間は、ゲーム・ユーチューブを見て過ごしています。
またお子さんによっては、入浴しなかったり、ご飯を食べないこともあります。
家族以外との繋がりがないため、外出自体が少ないのも特徴になります。
③:日中に「療育or塾」に通う
日中に、療育や塾に通いながらの過ごし方になります。
~9:00頃までに 起床
10:00~ 朝ごはん・身支度
11:00~13:00 (療育)
12:00~ 休憩
13:00~ 昼ごはん
17:00~ (塾)
19:00~ 入浴・夕食
20:00~ 自由
~0時頃までに 就寝
お子さんによって、療育と塾の両方に通ったり、片方だけ通うパターンもあります。
療育の場合は、生活リズムを作る為、学校がある時間帯に通う子が多いです。
最近は、オンラインを利用されてる方も増えています。勉強やゲームを教えてくれる家庭教師などもあります。
この次の項で、参考例として、いくつか紹介したいと思います。
不登校の小学生の「おすすめな過ごし方」
不登校の小学生の「おすすめな過ごし方」を3つ紹介します。
・学習
・学校の代わりの居場所
・社会との繋がり
など、目的に合わせた選択肢を見てけると良いと思います。
①:「タブレット」で学習
②:オンラインの「フリースクール」
③:オンラインの「習い事」
①:「タブレット」学習
先ほども触れましたが、不登校の子の困り事の1つとして、”学習の遅れ” があります。
“学習の遅れ” は、将来の選択肢が減ることに繋がる為、苦手意識や拒否感が強まる前に、早めの対策が必要になります。
具体的な対策としてお勧めなのが、タブレット学習になります。
本人のレベル・学校の進度に合わせられる為、不登校の子の家庭学習には心強いです。
詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
発達障害の有無に関わらず、不登校など困りを抱えた子の参考になる内容になっています。
1つの学習サポートの選択肢として、ご覧ください。
②:オンラインの「フリースクール」
“直接人に関わることに不安がある子” 向けの1つの選択肢になります。
ここでは、2つのオンライン フリースクールを紹介したいと思います。
①SOZOWスクール
②クラスジャパン小中学園
(公式サイト⇩)
③:オンラインの「習い事」
②と同じで、通うこと(家から出る)にネックがある子向けになります。
参考例として、2つの家庭教師を紹したいと思います。
①:家庭教師 ファースト
- 発達障害専門コース
- 特性に合わせた指導
詳しくは、下の公式サイトをご覧ください。
②:家庭教師 ゲムトレ
- ゲームを教えてくれる先生
- 不登校の子に向けたサポート
- オンライン上で会話をしたい子向け
お子さんの気持ち、状態、家庭の状況などを踏まえ、選択肢を検討していきたい所です。
「【不登校の小学生】家での過ごし方は何が大事?4つのポイント・注意点」のまとめ
記事のポイントになります。
✅不登校の小学生
「家で過ごす時に大切な点」
・休息をとる
・好きなことをして過ごす
・生活習慣を整える
・家の役割(手伝い)こなす
・勉強をする
✅不登校の子が
「家で過ごす時の注意点」
・否定・命令・質問攻め は避ける
・デッドラインは親が決める
・理由と一緒に事前に伝える
✅不登校の小学生の
「過ごし方の事例」
・学校の時間に合わせ過ごす
・昼夜逆転した生活
・日中に療育or塾にいく
✅不登校の小学生の
「おすすめな過ごし方」
・タブレット学習
・オンラインフリースクール
・オンラインの習い事
以上になります。
本記事が、参考になれば幸いです。
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